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風邪やインフルエンザ予防と対策

提供:アステル心身調律院

専門家コラム横山俊之 医師

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風邪やインフルエンザの対策プログラム

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風邪という急性疾患は、どうしても、目の前の症状を一刻も早く、なくしたい消したいという思いに駆られてしまいます。

実は、風邪症状が病原体の侵入を防ぎ、病原体の駆逐を促進する免疫的役割を担っていることを理解して頂くのはかなり難しいことです。特に発熱が病原体の増殖を抑え、さらに、病原体を処理する抗体や感染細胞を処理するリンパ球の産生を促進していることは殆ど知られていません。

その大きな障壁は、風邪症状を敵と見なし、かつ風邪は薬で治すものと思われていることです。


最たるものがインフルエンザではないかと思っています。

ほんの何年か前まで、自然に治るのを待つ病気でしたが今や、体の免疫力は殆ど忘れられ、抗インフルエンザ薬で治す病気になった感があります。

しかし、風邪を引きやすい、風邪が長引きやすい、風邪が拗れやすいという結果は病原体が侵入しやすい、病原体が駆逐されにくいことを意味しています。

その重要な原因は、発病以前の日常生活に潜んでいて、具体的には慢性的な鼻副鼻腔炎と慢性的な便秘の存在と思われます。

慢性的な鼻副鼻腔炎と慢性的な便秘の予防が、そのまま風邪対策プログラムになることに気づいて頂きたいと思いながら、限られた時間の中ですが、日々の診療と説明を続けています。


予防と対策


鼻副鼻腔炎の予防ですが、猛暑日の続く今頃は特に大切と思います。どこでもかしこでも熱中症対策のひとつでエアコンが稼動しています。結果、室外では高温多湿の空気を吸入し、屋内では冷温低湿の空気を吸入し、極端な温度湿度の差になります。

とりわけ温かい湿気のある空気をリザーブするための副鼻腔が発達途上である(狭い)乳幼児〜小学校低学年ではエアコンの冷温低湿の空気で鼻副鼻腔炎が容易に起こり、かつ長引きます。しかも、副鼻腔炎を自覚するのはかなり難しく、そのままになります。

予防は、単純に冷えた乾燥した空気の反対で、温かい湿気のある空気を吸うことですので蒸しタオルをお勧めしています。室内用の加湿器では無理でカビが生える恐れがあります。

「出来れば、1日中風呂に入っていてほしい」と真顔でお話して、ちょっと間を取り、「それは無理ですから、せめて、鼻や口だけは風呂に入っている状態を再現するのが蒸しタオルです」と蒸しタオルの重要性を説明、時間がある限り、やたらに温かい湿気のある空気を吸ってほしいとお話しています。

蒸しタオルの効果を長くするために花粉症用の点鼻液を併用する場合もあります。

また、便秘の多い都道府県ランキングというのを見ると岡山43位大阪45位、最下位福岡だそうです。最も便秘の少ないのが青森県でした。

そこで、青森県の生活習慣を分析したところ、便秘の予防は・・・

ラーメンをよく食べる(実際はラーメンと一緒に食べる発酵食品としての漬物に効果)
早寝早起き(副交感神経優位で腸蠕動刺激)
朝風呂(副交感神経優位を誘導)
朝食(胃結腸反射で排便促進)

青森りんごで食物繊維をよく摂取もありえると思います。

個人的には、ラーメンの湯気を口から鼻から吸うことで、『 鼻副鼻腔炎の予防 → 後鼻漏の予防 → 空気嚥下の予防 → 腸拡張の予防 → 便秘 』の予防という流れが期待できるので、必ずしも漬物だけが便秘を予防しているわけではなく、ラーメン(の湯気の吸入)にも大いに便秘予防効果があると思います。

最後になりますが、慢性的な鼻副鼻腔炎と慢性的な便秘の予防は連鎖しています。
便秘というと、食事や腸の話になりがちですが、ラーメン(の湯気の吸入)の例のように「鼻副鼻腔炎の予防も便秘の予防になる」という関係になります。

また、過度の緊張を招くストレスは出来るだけ避けることも大切です。

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医療法人操南ファミリークリニック
■この記事の作者
医)操南ファミリークリニック横山俊之 院長
医学博士/日本小児科学会専門医/日本小児感染症学会会員
日本臨床ウイルス学会会員/国際サイトカイン会議会員

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