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自分の声が耳に響く!自声強聴で疑われる原因や治療法とは!?

症状の原因と治療を考察する

心身調律グループ

耳や頭に自分の声が響く原因と治療自声強聴とは


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耳管開放症

耳の症状を訴える方の何は、
「自分の声が耳に響く」という症状でお悩みの方もいます。
この症状を【自声強聴】といいます。

耳鳴りや耳閉感、聴覚過敏といった耳のトラブルで多い当院の統計を見ても、「自分の声が耳(頭)に響く」という症状を訴えられる方は、一定数いらっしゃいます。


2015年6月〜2015年12月までの半年の間に、新規でおよそ288名の耳のトラブルを抱えた方が来院しました。そのうち主訴として、耳鳴り58%、難聴・耳の閉塞感24%、聴覚過敏11%、めまい5%、その他2%という数字となりました。

自声強調を訴えられる方は、主に耳鳴り、耳の閉塞感、聴覚過敏を主訴とされる方の中にいて、ほとんどの方は「自声強聴」という名称があることを知らないために、どこでみてもらえば良いのか迷われている方も多いのです。

今回は、耳や頭に自分の声が響いてお悩みの方に、自声強聴の症状にまつわる情報として、原因や治療に関して具体的に説明していきます。


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この記事の目次

1.自声強聴とは
2.自声強聴の主な症状と種類
3.自声強聴の原因
4.自声強聴に対する治療とは
5.自声強聴を感じたら?
6.自分で出来る自声強聴の対策
7.自声強聴の予防とは
8.自声強聴のまとめ


1.自声強聴とは

自声強聴とは、自分の話し声が普段のときと比べて、大きく聞こえてしまう症状のことです。

原因は病気やストレスなどさまざまです。
そんな自声強聴について、わかりやすく解説していきます。


  • 自声強聴の主な症状と検査

    自声強聴の症状は主に、読んで字のごとく、自分の声が大きいと感じることです。
    他にも自分の声が響く、聞こえ方が違うといったこともあります。

    耳鼻科では、この自声強聴の症状がいつから、急におこったのか、それとも徐々に起きたのかといった時期や、両側ともに大きく聞こえるのか、それとも片側だけなのかといったことを問診で聞かれます。

    さらに医師に、外耳に問題がないか、特に鼓膜部分に異常がないかを診察してもらいます。

    鼓膜の動き方をティンパノメトリィという検査で確かめます。
    こういった診察を経てどういった病気が原因で自声強聴が起きているのかを確認します。
  • 自声強聴を引き起こす病気

    自声強聴を引き起こす病気としては、耳垢栓塞や、外耳道異物、耳管解放症、突発性難聴、メニエール病、そして聴覚過敏などがあります。

    耳垢栓塞や外耳道異物は外耳が耳垢などの異物によって塞がれてしまうために、音がちゃんと内耳にまで伝わらないために引き起こされます。
    さらに耳管開放症は、耳と喉をつなぐ耳管が常に開きっぱなしの状態のため、音が常に響いてしまっている状態です。

    突発性難聴やメニエール病、聴覚過敏は原因がわかっていないのですが、主な原因はストレスであると言われています。それぞれ、症状が異なるのですが、聞こえの症状として自声強聴がおきることがあります。

    このように自声強聴はさまざまな病気によって引き起こされる症状なのです。
  • 自声強聴がおきたら?

    難聴と違って、自声強聴は、聞こえているものの、自分の声が非常に大きく感じるので、非常に不快で、会話をするのが嫌になってしまう、コミュニケーション障害が一番問題になります。そのまま人との会話が嫌で引きこもってしまう原因にもなってしまいます。

    ですので、まずは耳の外耳、中耳、内耳にそれぞれ器質的な問題がおきていないか、しっかりと検査してもらいましょう。ただし、炎症などの診断してすぐにわかる病気では薬を飲んで症状が改善していきますが、特に聴覚過敏の場合は、うつ病などを併発していることがあり、長期間の治療が必要になります。さらに耳鼻科だけでなく、精神科の医師の治療も必要になってきます。

    とても診断が難しい場合があるので、耳鼻科で特に問題がないといわれたら、精神科の受診も考えておきましょう。

2.自声強聴の主な症状と種類

自の声が大きく感じるようになった、自分の声が耳で響くといった症状に悩まされていませんか。でもこの症状が自声症状の症状かどうかわからないという方のために、
自声強聴の主な症状と種類についてご紹介します。


  • 自声強聴の症状

    自声強聴は自分の声が大きく感じるといった症状のことです。
    といっても普段、自分の声を聴いていて、よっぽど意識して大きな声で話さない限り、自分の声が大きく聞こえるかどうかは、判断がしにくいと思います。

    難聴の場合もそうですが、聞こえの程度は個人差があり、耳は検査で診断すれば、客観的に評価できますが、自分が普段聞いている声を自分で大きいのか小さいのか判断が難しい場合があります。
    そこで、自声強聴で悩む患者さんがどのように表現されるのかをまとめました。

・鼓膜の裏側からたたかれるような音の聞こえがする
・常に自分が息を吸っている音が聞こえる
・人の声よりも特に自分の声が響いた感じがする
・自分の声がグワングワンと頭の中で響く
・低い声が聞き取りにくくなった
・しゃべるごとに鼓膜が振動しビビる感じがする
・自分の声だけが割れたように聞こえる


といった症状です。実際になってみないと理解しづらい症状ではありますが、上記のような症状がある場合は、自声強聴の可能性があります。


  • 自声強聴の種類

    同じように自声強聴の症状でも引き起こされる病気は異なります。
    特に自声強聴が主症状である病気としては「耳管開放症」と「聴覚過敏」になります。

    中耳炎や突発性難聴、メニエール病なども自声強聴の症状はでますが、その他に、耳閉感やめまい、たちくらみといった他の症状も一緒に伴うことが多く自声強聴単体で現れることは比較的少ないです。特に自声強聴の症状が強くでる、耳管開放症と聴覚過敏の自声強聴の種類について詳しく述べます。

耳管開放症の場合
耳管開放症の主な症状が「自声強聴」です。自声強聴の種類としては、自分の声が特に大きく耳の中で響くというものです。自分の呼吸音が聞こえるというのも耳管開放症の自声強聴の特徴といえます。

音は本来、外耳から中耳を通って、鼓膜が振動し、内耳へと伝わります。
しかし、この耳管開放症は中耳と咽頭をつなぐ耳管と呼ばれる管が開きっぱなしの状態になるので、喉から自分の声や呼吸の振動がダイレクトに鼓膜を振動させてしまいます。

そのため、音が調節されずに、そのままの音の大きさで内耳へと伝わってしまい、自分の声がひどく大きく感じるのです。
聴覚過敏の場合
耳管開放症では自分の声が特に大きく聞こえる種類の自声強聴でしたが、聴覚過敏の場合は自律神経の中の交感神経が興奮して、音を過敏に感じ取ってしまう状態の神経の異常による自声強聴です。

したがって、他の雑音、とくに子供や女性の話し声や、食器のこすれあう音など、高い音を敏感に感じ取ってしまいます。聴覚過敏の場合は自分の声以外の音も敏感になってしまうという特徴があります。

このように同じ自声強聴でも種類があります。

種類によって治療法や予防も異なります。あくまでも自己診断は難しいので耳鼻科の先生に診断をしてもらいましょう。


3.自声強聴の原因

自分の声が大きく聞こえる自声強調ですが、どういった原因でおきるのか詳しく解説していきます。


  • 自声強聴の原因は?

    自声強聴の原因は耳の病気であることがほどんどです。特に自声強聴が主な症状である病気には以下のようなものがあります。

耳管開放症とは
耳管と呼ばれる耳と喉をつなぐ管が開きっぱなしの状態になっている病気です。通常、耳管が閉鎖しているのですが、食べ物などを飲み込むときに、開きます。そして外圧と鼓膜の内側の圧力が同じになって、気圧のバランスを整えています。

しかし、耳管開放症は、常に耳管が開きっぱなしの状態ですので、自分の話す声が直接、耳管を通じて鼓膜に伝わり、声が響いて大きく聞こえてしまいます。

特に急激な体重減少は、圧が変化して、この耳管開放症を引き起こしやすくなるので注意が必要です。他にもストレスなどが原因でこの耳管開放症が起きたりします。

耳管開放症は前かがみになると、自声強聴の症状が軽くなるという特徴があります。積極的に治療する病院は少なく、基本は薬物治療がメインで行われます。症状がひどいときは横になってゆっくりと休みことが大切です。
突発性難聴とは
自声強聴以外にフラフラするといっためまいなどがある場合は突発性難聴の可能性が高くなります。原因が解明されておらず、2週間治療をせずに放置すると、難聴のリスクが急激に上昇します。

早期にできれば1週間以内に治療することで、聴力がもとの状態に回復することができます。早期の耳鼻科受診が非常に大切な病気です。
聴覚過敏とは
聴覚過敏は自声強聴以外にも、食器の重なる音や、子供の声、騒音に対して非常に敏感になるという症状があります。耳の中で音が響くとよく表現されます。

原因がはっきりとはわかっていませんが、原因の1つに、交感神経が過敏に反応してしまうことによって、音を敏感に感じ取ってしまうということがあります。

この交感神経の興奮は不眠や、過度なストレスによって、引き起こされます。イライラしているときは特にこの聴覚過敏の症状が引き起こされやすくなります。
  • 早めの耳鼻科受診を

    自声強聴の症状がおきて、なかなか改善しないようであれば、すぐに耳鼻科を受診しましょう。目安は一週間という先生も多いですが、気になるようであれば、すぐにでも受診してください。

    なかなか自声強聴を引き起こす病気によっては、すぐに改善しない場合もあるので、治療には根気が必要なケースがあるということをしっかりと理解しておきましょう。


4.自声強聴に対する治療とは

自声強聴は耳鼻科での治療を受けることがまず大切になります。
ではいったいどういった治療を受けるのか、原因疾患別にご紹介します。


  • 原因疾患別の治療法

    自声強聴は主に、耳管開放症、中耳炎、突発性難聴やメニエール病、そして、聴覚過敏などによって引き起こされる症状です。原因疾患別に耳鼻科で受ける治療方法は異なるので詳しくみていきましょう。

耳管開放症の治療
実はあまり知られていませんが、耳管開放症に悩む患者さんは非常に多いのですが、認知度の低い病気のため、治療法がほとんど知られていないのが現実です。
基本的にはほとんど保存的治療が行われます。

耳管が開きっぱなしの状態のため、時間部分に局所麻酔を噴射したり、炎症をおこす薬剤を注入することで、耳管部分が腫れて一時的に狭くなり、症状が改善します。
ですが、あくまでも根本的な治療がないので、再発を繰り返しますので、うまく薬で症状をコントロールしていくことが大切です。

他にも漢方によって症状に過敏にならないような体質に改善していく治療法もあります。
一応、外科的治療である人工的なシリコンを耳管に挿入する耳管ピン手術がありますが、完治には至りません。
ですので、基本的には薬物療法を使ってうまくコントロールしていくことが基本の治療となります。
中耳炎の治療
中耳炎の場合は重度でなければ、抗菌薬を処方して炎症を抑えることで、症状が改善します。
重度の場合は中耳にたまった滲出液を切開して外へ出す手術を行うことがあります。
突発性難聴の治療
突発性難聴はステロイドや血液循環をよくする薬を処方して治療していきます。
入院して点滴治療を行うこともあります。

早期治療がとても重要で、発症から一週間以内であれば聴力が元の状態に戻る可能性が高いです。2週間を超えてしまうと、悪化して難聴を引き起こしてしまうことがあります。
メニエール病の治療
内耳リンパが腫れて起きるので、リンパの腫れを改善させるために、利尿薬を処方してもらう治療になります。
再発を繰り替えることが多いので、定期的に耳鼻科での薬物治療を受けることが大切です。
聴覚過敏の治療
耳鼻科では聴力過敏に対して歯、ビタミンや神経の興奮を抑えるお薬を処方してもらうことが多いです。根本治療がなく、うつ病も併発していることがあるので、精神科もあわせて受診することが重要です。
聴覚過敏の場合はささいな音でも騒音と感じてしまうので、騒音に徐々になれていく訓練をしていくことも大切です。

このように原因疾患によって治療法は異なります。
まずは近くの耳鼻科で相談してみましょう。


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5.自声強聴を感じたら?

自分の声が大きく感じる、自声強聴だと感じたらいったいどうすればいいのでしょうか。対応法についてご紹介します。


  • まずは耳鼻科受診が先決

    自分で対処するのはとても難しく、まずは耳鼻科受診をしましょう。
    中耳炎などの炎症性疾患や突発性難聴、メニエール病が考えられる場合、適切な治療で早期に自声強聴の症状の改善が期待できます。

    ただし、注意しないといけないのは、耳鼻科をしてもすぐには改善が見込めない病気が原因のこともあります。

    例えば、自声強聴の症状がおもにでてくる耳管開放症では、治療を受けても、すぐに改善するわけではないので、うまく病気と付き合っておく必要があります。

    ですが、改善できる病気も多く、中には放置しておくと症状が悪化するだけでなく、難聴を引き起こしてしまうこともあるので注意が必要です。

  • 原因別の対応法

    耳鼻科での診察にて、自声強聴の原因が耳管開放症や聴覚過敏であると診断された場合、どちらもすぐに改善する病気ではありません。耳鼻科での保存的治療と呼ばれる治療が優先されます。

    そこで、耳鼻科などの治療と一緒に自分でできる対処法をご紹介します。

耳管開放症の場合
耳管とよばれる中耳と喉をつなぐ管が開きっぱなしの状態になって、自分の声が特に大きく感じます。無理なダイエットによる急激な体重減少によって引き起こされることが多いです。

もともと体質的に耳管が開きやすかったりして、体調不良や睡眠不足でも引き起こされます。まず大切なことはしっかりと休息をとり、健康的な生活を心掛けることが第一です。

体重が急激に減少してしまった方は、標準体重とよばれる健康的な体重になるようにバランスのとれた食事を心がけましょう。

また耳管開放症の場合はうつむきになると症状が楽になるので、症状がでたら、うつむきの姿勢をとって、しばらく無理をしないようにしましょう。

他にもストレスによって症状が悪化しますので、ストレスをため込まないようにすることが大切です。
聴覚過敏の場合
聴覚過敏は自律神経のうちの交感神経が過度に興奮して引き起こされるといわれています。この交感神経の興奮もまた、睡眠不足や過度の疲労が原因で引き起こされます。

またうつ病や自律神経失調症などの精神疾患の付随症状としても現れることがあるので、耳鼻科だけでなく、精神科の診察も受けておきましょう。

聴覚過敏になっているので、耳栓などで対応してもいいのですが、耳栓によってかえって、気にしすぎてしまうことがあるので、少しずつテレビをつけながら別のことをしてみるなど訓練していくことも大切な病気です。

そういった訓練をしてくれる専門の病院もあるので、専門の病院に相談してみましょう。


6.自分で出来る自声強聴の対策

自分の声が大きく聞こえて、痛みなどはないものの、精神的に非常に辛い症状が自声強聴です。そこで、もしなってしまったときに自分でてきる対策についてご紹介します。


  • 自分でできる自声強聴対策

    こちらの対策法はあくまでも、特に自声強聴が主な症状で、耳鼻科での治療ですぐに改善しない、うまく付き合っていく耳管開放症と聴覚過敏への対策法です。

    突発性難聴やメニエール病、中耳炎などと診断された場合は、きちんと耳鼻科での適切な治療を受けてください

耳管開放症による自声強聴対策
耳管が開きっぱなしの状態のため、耳管を狭くすることで、症状が楽になります。

まず、自声強聴の症状が強くでた場合、すぐにできる対策として知っておいて欲しいのは「横向きになって寝る」ということです。

片方にのみ耳管開放症がある場合は患側を下に向けて寝るようにしましょう。横向きに寝ることによって、血流が改善し、症状が楽になります。

日頃からできる対策としては、水分をこまめに摂取して、意識的に水分を多くとるようにすることです。水分をたくさんとることによって、血流が改善しますし、体の水分量が多くなることによって耳管が狭くなり、症状が楽になります。

またストレスによって引き起こされるといわれていますので、日頃からストレスをため込まないようにすることが大切です。

自分でできるストレス発散方法をみつけたり、体を軽く動かすといったことがおすすめです。耳管開放症は急激な激しい運動で、悪化することがあるので、あくまでも軽い運動にとどめておきましょう。
聴覚過敏による自声強聴対策
聴覚過敏の場合はストレスによる交感神経が過度に興奮による原因と考えられているので、まずはストレスをため込まないことが一番の対策になります。

ですが、聴覚過敏の場合は自分の声以外にも外から聞こえるささいな音も騒音に聞こえてしまいます。ですので街を歩くときだけ、周囲の安全に注意をしっかりと払いながらヘッドホンをするといった対策があります。ですが、聴力が低下してしまうの危険もあるので、本当に必要なとき以外はヘッドホンの装着はやめましょう。

基本的には静かな環境、自分の部屋で落ち着けるときはヘッドホンをせずに耳を休ませ、徐々にクーラーや冷蔵庫の音などに慣れていくように、まずは小さな普通の人であれば気にならない音から慣らしていくようにしましょう。

なかなか他の人にはわかってもらいにくいのが自声強聴です。

出来る限り対策をして、周囲にもこういった病気で悩んでいることを伝えることも大切です。



7.自声強聴の予防とは

自分の声が大きく聞こえてしまう、とても不快な症状ですが、できればならないのが一番いいですよね。

そこで自声強聴の予防についてご紹介します。


  • 自声強聴の予防

    自声強聴はその原因によって予防できるものと、なかなか予防が難しいものがあります。ですが、なるべくリスクを抑えることが大切です。
    自声強聴を引き起こす疾患別に予防法をご紹介します。

耳管開放症の予防
耳管開放症はストレスによって突然なってしまうこともありますが、予防できることもあります。それは「無理なダイエットをしない」ということです。

耳管開放症は急激な体重減少によって突然引き起こすケースが多いです。耳管開放症の診断の際に、医師に急激に体重が減らなかったどうか、問診されます。

急激なダイエットは体に大きな負荷がかかり、血圧などが急激に低下してしまいます。その結果、内耳の圧と外気圧が変化し、耳管が常に開いた状態になってしまいます。

ですので、耳管開放症にならないためには、ストレスをため込まないことと、何よりも、無理なダイエットは絶対にしないことが予防につながります。
中耳炎の予防
中耳炎は中耳に炎症が起きている状態です。そのため滲出液が満たされ、音が正常に伝わりません。ですので、日頃から耳垢がたまらないように掃除をして耳を清潔に保つようにしましょう。

また、逆に耳の掃除をし過ぎると、中耳が傷つき炎症を起こしやすい状態になるので、掃除のしすぎにも注意することが予防にとって大切です。
突発性難聴の予防
突発性難聴はある日突然、自声強調や難聴の症状がでる病気でなかなか予防が難しいとされています。ですが、原因はストレスであると考えられているので、日頃からストレスをため込まないすることが大切です。
メニエール病の予防
メニエール病は内耳リンパの腫れが原因ですが、どうして内耳リンパが腫れてしまうのか原因はよくわかっておらず、明確な予防法はなかなか難しいです。

しかし、リンパが腫れてしまうので、血液循環を改善することが大切です。日頃から適度な運動を心掛けることで、血液循環が改善し、リンパが腫れにくいようにしましょう。

またメニエール病もストレスが増悪因子としてあげられるのでストレスを解消することも大切です。
聴覚過敏の予防
聴覚過敏の場合は自律神経のバランスが崩れ、交感神経が興奮して、聴覚が過敏になってしまった状態です。ですので、交感神経が働きすぎないように、副交感神経が正常に働くようにすることが予防にとって大切です。

リラックス時間をしっかりととることで、副交感神経が働き、交感神経の興奮を抑えます。
しっかりと眠ることも予防につながります。

自声強聴はなかなか自分で予防するのは難しい面もありますが、日頃から健康的な生活を心がけることが一番の予防です。ぜひ、明日からの生活を見直してみましょう。



8.自声強聴のまとめ

自声強聴について簡単にわかりやすくまとめたのでご紹介します。

  • 自声強聴について知っておいて欲しいこと

    自声強聴とは自分の声が耳の中で大きく聞こえる、響くといった症状のことです。
    様々な原因で引き起こされます。中耳炎や耳管開放症、突発性難聴、メニエール病、聴覚過敏といった疾患が原因疾患としてあげられます。

    特に耳管開放症は疲労がたまってしまったり、妊娠などがきっかけで起こることがあります。妊娠などであれば、女性ホルモンの変化で、改善することもありますし、そのまま自声強聴が改善しないこともあります。耳管開放症の場合はうまくその症状と付き合っていくことが大切になります。

    中耳炎などは炎症を抑えることで、自声強聴の症状が改善します。
    突発性難聴の場合は、原因がわかっていないものの、確立された治療を受けることで、症状が改善します。

    メニエール病は内耳リンパが腫れていることでめまいや自声強聴の症状がでるので、利尿薬などを服用することで、リンパの腫れが改善し、症状が改善します。
    ただし、メニエール病は再発がしやすいので、うまく付き合っていくことが大切です。

    聴覚過敏は自律神経のバランスが崩れることで引き起こされる疾患です。
    交感神経が興奮して聴覚が過敏になります。確立された治療法がなく、自律神経失調症などと併発しておこることがあります。ですので耳鼻科だけでなく、精神科の受診もした方がいい病気なります。

    このように自声強聴という症状1つにしてもその背景にはさまざまな疾患が隠れています。自分で自己判断せず、いつもと自分の声のきこえが違ったりしたら、なるべく早く耳鼻科を受診することが大切です。
  • 自声強聴になったときに知っておくべきこと

    自声強聴になったときに知っておくべきことがあります。
    それはなかなか耳鼻科の治療で改善しない病気があるということです。
    単純に薬を飲んで、手術をして治るというものではありません。

    特に聴覚過敏や耳管開放症などはその疾患と明確な治療法がないので、病気とうまく付き合っていく必要があります。
    しかし、ストレスをなるべくため込まない、生活習慣を改善するといった日頃、気をつけておくことで、なるべく症状を抑えることは可能です。

    漢方が体質にあることで、症状が改善し、日常生活において特に支障がないレベルにまで回復する方もいらっしゃいます。

    ひとりひとり合う治療や対策は違いますが、かかりつけの医師を見つけ、生活習慣など、自分でできる対策に取り組むことが、自声強聴の症状を抑えることにとって何よりも大切です。


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