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小顔整体、美容整体という名目で顔を小さくする、というのがあります。
だいたい、頭の骨の歪みをソフトに矯正する。すると、顔が小さくなる、左右対称になる、というわけです。
顔が左右対称になる・・・。
目の高さや、アゴの位置や開き具合、耳の高さ、、、。
それまで対称ではなかったのなら、当然、顔面や頭部の骨になんらかの微小な歪みはあったろうと思います。そして、それを過大にとりあげて、歪みが耳鳴りの原因だ、と声高に叫ぼうとも思いません。
ただ、人間の体は常に正常に戻ろうとします。恒常性、というものです。
それがあるがゆえに、顔面が「歪みっぱなし」というのはミクロなストレスが日々、頭部にかかっているのだろうなあ、と想像したりします。
元に戻りたい、でも戻れない、でも戻りたい、という調整をずっとし続ける必要があるわけですから。
耳の高さを揃えたい、でもそろわない、不快感がある、そろえたい、でもそろわない、これを無意識下で体が調整しようと頑張っているさまをちょっと想像してみてください。
いいかげん、疲れてきますよね(苦笑)
こういうのも耳の機能に影響を与えるかもしれません。
そしてなにより、歪みが原因と言い切ってしまうよりも、なぜ歪み始めたんだろう。そういうことが求められてくるのではないでしょうか。
片足に体重がより多くかかっており、そのせいで上半身が傾いて、それを首や頭をかたむけ、歪ませることで調整を図っているのかもしれません。
ここまで考えていくと、耳鳴りと顎関節、そして、顎関節と頭部の骨の歪みとつながり、頭部と片足偏重の体重のかけ方、に糸がつながり、、、、耳鳴りと体全体のバランスという大きな視野が得られるのですが。
原因は内と外。自分と世界。心と体
そして原因は体だけではなく、心にも及びます。
骨格が歪むのは、骨を支えている筋肉が原因。その筋肉は心の情動に合わせて、常に緊張したり弛緩したりを繰り返しています。
心は外の世界とつながっています。つまり、人間関係や生活環境などによって心は浮き沈みします。その心の変化に合わせて筋肉の張り方も変わり、その変化に合わせて骨格のバランスにも変化が生ずる。
常にプレッシャに晒されている人は、心から体へと影響が及んでいること必至です。
『 木を見て森を見ず 』
顎関節という部分(パーツ)だけで捉えるのではなく、つながり合う全体性を視野に原因を追及していくことが大切です。
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